top of page
 

 堀切川一男教授。東北大学工学部の流体力学のプロフェッショナルです。

お仕事柄、日本全国を訪れてご当地名物を食べ歩く中、大分県で大分名物「琉球丼」に出会いました。

鯵(あじ)をタレに漬け込んでご飯に盛り合わせた琉球丼にヒントを得た堀切川先生は、

“宮城の新鮮で多種多様な魚介類で旨い丼ができないものか?”と、思案しました。その姿は研究に没頭するかのごとく、試行錯誤の毎日。

ようやく誕生したづけ丼は、堀切川家の定番メニューになりました。

 

 ある日、教授と仙台市職員の方との何気ない会話の中で、堀切川家で評判のづけ丼が話題に上りました。

話を聞いた市の職員は、「宮城の魚と米は世界に誇れる食材です。これはひょっとして、牛たんを凌ぐ仙台名物になるのでは?」・・・と。

そこで、新たな仙台名物を生み出すべく商品化を委ねられた寿司職人は、地場の食材をふんだんに活かした「仙台づけ丼」を完成、

2009年7月、仙台市内の寿司屋12店舗で提供を始めることになりました。食材・づけダレ・盛り付けは、それぞれの寿司店が考案したオリジナル。宮城の寿司職人の技の競演です。評判は評判を呼び、仙台づけ丼の食べ歩きをするお客様もいるほど、確実にファンは増えていきました。

 

 そんな時でした。2011年3月11日、東日本大震災が発生。素晴らしい食材を育んできた宮城の海も大地も、甚大な被害に遭遇・・・。

当初の12店舗から30数店舗に増えていた提供店も、当面は仙台づけ丼の販売を中止せざるを得ない状況に見舞われました。

 

 それから3年余りが経過した2014年、春―。

仙台づけ丼の提供店は、仙台市内のみならず宮城県全域の寿司組合加盟店120店舗以上へと一気に拡大しました。

宮城の寿司職人が一丸となり、宮城県の海産資源と宮城米、

そしてふるさと宮城の真の復興への強い願いを胸に、日々、心を込めてご提供させていただいております。 

お客様の「うまい!」のひと言に、輝かしい未来を信じて。

 

                                                                       

 

zuke_2024_s.png
※仙台づけ丼は、ランチタイム・ディナータイムともお召し上がりいただけます。
※表示価格は税込み価格です。
bottom of page